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autolink GC/S16-049 カード名:女神の微笑み カテゴリ:クライマックス 色:緑 トリガー:2 【自】このカードが手札からクライマックス置場に置かれた時、あなたは1枚引き、自分のキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+2000し、ソウルを+1。 集、楽しそう レアリティ:CC illust. ・対応キャラ カード名 レベル/コスト スペック 色 遠くを見据えるいのり 1/1 6000/1/0 緑
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八神はやて リインフォースⅡ シャマル ザフィーラ ヴァイス・グランセニック シャリオ・フィニーノ グリフィス・ロウラン アルト・クラエッタ ルキノ・リリエ 八神はやて(一人称:私) なのは:なのはちゃん 、なのは隊長、高町教導官 フェイト:フェイトちゃん、フェイト隊長、テスタロッサ・ハラオウン執務官 ヴィヴィオ:ヴィヴィオ スバル:スバル ティアナ;ティアナ エリオ:エリオ キャロ:キャロ リイン:リイン、リインフォース、リイン曹長 シグナム:シグナム、シグナム副隊長 ヴィータ:ヴィータ、ヴィータ副隊長 シャマル:シャマル ザフィーラ:ザフィーラ ヴァイス:ヴァイス君 グリフィス:グリフィス君 アルト:アルト ルキノ:ルキノ ギンガ:ギンガ ゲンヤ:ナカジマ三佐 クロノ:クロノ君 ロッサ:ロッサ、アコース査察官 ユーノ:ユーノ君 リンディ:リンディさん マリー:マリーさん レジアス:レジアス中将 オーリス:オーリス三佐 カリム:カリム シャッハ:シスターシャッハ、シスター エイミィ:エイミィさん アリサ:アリサちゃん すずか:すずかちゃん アギト:アギト スカリエッティ:スカリエッティ レティ:レティ提督 グレアム:グレアムおじさん リインフォース:初代リインフォース グラーフアイゼン:グラーフアイゼン リインフォースⅡ(一人称:私、リイン) なのは:なのはさん フェイト:フェイトさん はやて:はやてちゃん、マイスターはやて スバル:スバル ティアナ:ティアナ エリオ:エリオ キャロ:キャロ シグナム:シグナム ヴィータ:ヴィータちゃん シャマル:シャマル ヴァイス:ヴァイス陸曹 シャーリー:シャーリー アルト:クラエッタ二等陸士 ルキノ:リリエ二等陸士 ギンガ:ギンガ クロノ:クロノ提督 カリム:騎士カリム アルフ:アルフ アリサ:アリサさん 桃子:桃子さん ルーテシア:ルーテシア ゼスト:騎士ゼスト フリード:フリード リインフォース:先代リイン、リインフォース 蒼天の書:蒼天の書 レイジングハート:レイジングハート バルディッシュ:バルディッシュ マッハキャリバー:マッハキャリバー クロスミラージュ:クロスミラージュ グラーフアイゼン:アイゼン シュベルトクロイツ:シュベルトクロイツ 夜天の書:夜天の書 ストームレイダー:ストームレイダー シャマル(一人称:私) なのは:なのはちゃん フェイト:フェイトちゃん はやて:はやてちゃん、八神部隊長 ヴィヴィオ:ヴィヴィオ スバル;スバル ティアナ:ティアナ リイン:リインちゃん シグナム:シグナム ヴィータ:ヴィータちゃん ザフィーラ:ザフィーラ ヴァイス:ヴァイス君 シャーリー:シャーリー アルト:アルト ギンガ:ギンガ クロノ:クロノ提督 マリー:マリーさん カリム:騎士カリム シャッハ:シスターシャッハ リンディ:リンディ提督 レティ:レティ提督 すずか:すずかちゃん アギト:アギトちゃん クラールヴィント:クラールヴィント クロスミラージュ:クロスミラージュ ザフィーラ(一人称:私) はやて:主はやて ヴィータ:ヴィータ シャマル:シャマル アルト:アルト リインフォース:リインフォース ヴァイス・グランセニック(一人称:俺) なのは:なのはさん フェイト:フェイトさん はやて:八神隊長 リイン:リイン曹長 シグナム:シグナム姐さん ザフィーラ:旦那 アルト:アルト ラグナ:ラグナ ストームレイダー:ストームレイダー シャリオ・フィニーノ(一人称:私) なのは:なのはさん、高町一等空尉 フェイト:フェイトさん はやて:八神部隊長 ヴィヴィオ:ヴィヴィオ スバル:スバル エリオ:エリオ リイン:リイン曹長、リインフォースさん シグナム:シグナムさん ヴィータ:ヴィータさん アルト:アルト ルキノ:ルキノ ロッサ:アコース査察官 レイジングハート:レイジングハートさん グリフィス・ロウラン(一人称:僕) なのは:高町一等空尉 フェイト:テスタロッサ・ハラオウン執務官 はやて:八神部隊長 ヴィータ:ヴィータ副隊長 シャーリー:シャーリー ルキノ:ルキノ アルト・クラエッタ(一人称:あたし、私) なのは:なのはさん フェイト:フェイトさん はやて:八神部隊長 ヴィヴィオ:ヴィヴィオ スバル:スバル ティアナ:ティアナ キャロ:キャロ エリオ:エリオ リイン:リイン曹長 シグナム:シグナム副隊長 シャマル:シャマル先生 ヴァイス:ヴァイス先輩、ヴァイス陸曹 グリフィス:グリフィスさん ルキノ:ルキノ フリード:フリード ストームレイダー:ストームレイダー ルキノ・リリエ(一人称:あたし) なのは:なのはさん フェイト:フェイトさん シグナム:シグナム副隊長 ヴァイス:ヴァイス陸曹 アルト:アルト クロノ:クロノ艦長
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真面目真面目の人生を!送ってきたぜ苦節20年!ミルディアンの期待を一身に背負い!咲かせてやろうじゃないの王子魂! レオナルド・ミルディアン クラス:剣士 武器:剣 特徴:HP、攻撃力、防御力が伸びやすい。ただし、魔法攻撃に弱い。 ちなみにSPは全く伸びず、SPを消費する技も覚えない。 剣技:セイントスラッシュ 光属性。3回連続での斬撃。 希瞑陣竜断 レオンの最強の技。 攻撃力の2倍の威力で5回切りつける。 が、体力の消耗はものすごく激しい。 最強技は必殺技アナライザーで作ってもらったんで、なんて読むかもわからんww サーセンw 基本的に使える技は強いし、めちゃくちゃ攻撃力も上がります。 しかしHPもあるから大丈夫と油断しているとクリティカルヒットを食らってパッタリ倒れることもあるのでさじ加減に注意しましょう。 攻撃の要なので魔法攻撃がよく効く敵以外の時はガンガンせめてみるといいかも。 終盤は通常攻撃でも十分強いダメージを与えられるようになっているはずなので強敵が出てこない限りは剣技をおさえめにして、ボス戦のときに一気に使うのが良いのではないかと。 不幸がなんだ!俺は俺の道を生きていく!オイィお前らよーくきけ!神様の裁きを勝手にやっちゃうよー! ヴァイス クラス:僧侶…? 武器 :杖・剣 特徴:知力・SPが物凄く伸びるが、HPと防御力は致命的に伸びない。 攻撃力もそこそこ伸びるが、メインはあくまでも知力。 白魔術:ライト ヴァイスが最初に覚える光魔術。光の弾を1発ぶつける。 キュール ヴァイスが最初に覚える回復魔術。体力を小回復。 リヒテンリヒト ヴァイス最強の魔術。 強力な全体攻撃魔法を5発放つが、 5発命中するところはあまり見れないかと。 だって5発目に入る前にみんな倒しちゃうからw ただしSPの消耗は激しい。 光魔術はめっちゃ強いです。必殺率も他の魔術に比べて多少上げてあるのが特徴だし、光に耐性のある魔物もあんましいません。が、覚えるのが遅い。 そして回復できるのが彼しかいないのであまり攻撃させてもらえないかと。 装備的には杖も剣も使えるヴァイスですが、知力の伸びが半端ないので杖の方がオススメ。あえて難しいほうを選びたかったら剣でもOKですが、はっきしいっていいとこなしになりますね。 回復アイテムはなるべくヴァイスに使うといいと思います。ヴァイスが倒れたら回復できる子いなくなるので。 ネコ耳?ツンデレ?そんなのしらないわ。べ、別に狙ったつもりなんかないんだからねっ! プリアラ クラス:使い魔 武器:時計 特徴:素早さと知力が伸びやすいが、割と平均的な伸び。HPもSPも防御力もそこそこ伸びるので案外タフ。相手の攻撃も割と避けるし。が、攻撃力が伸びないのが残念。 黒魔術:ウォーターボール 水の初級魔法。敵1匹に水のダメージ。 ブロミネンス 炎の中級魔法。敵全体に炎のダメージ。 ソニックブーム 無属性の最強魔法。 敵全体にランダムなダメージを5回くらわせる。 ギャンブルに強いプリアラ姉さんらしさということで(笑 黒魔術は技数が豊富ですが、相手の弱点だとか耐性だとかを見極めないと使えないので面倒かも。とくに終盤は吸収されてしまうこともあるのでよーく考えて使いましょう。中盤以降あたりから無属性魔法を覚え始めると思うので活用するのもいいかもしれません。あと、彼女の武器は固定です。銀時計。これは3人の武器の中で唯一デフォ属性が闇なので、光属性の魔物が現れたとき彼女が攻撃出来たら…どんなによかったか…。 まぁその解決策は、ヴァイスの技にあります。補助魔法をかけてもらいつつ強力な魔法攻撃をお見舞いしてやるといいと思います。
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琥珀色の黄金水に白い泡。 つまりはビールなのだが、ビールの入ったグラスを高らかに掲げるとやたらと陽気な声。 「乾杯!!」 言うや否や一気に呷る。 続いて二杯目のビールを溢れんばかりにグラスに注ぎながら我らが兄貴、ヴァイスはご機嫌であった。 どれくらいご機嫌なわけかというと、「歌でも歌い出したい気分だ、んんっふ~ん♪」 まぁこんな感じ。 ウサギもかくもやという瞳をジトッと半目にしながらシンはご機嫌な兄貴を冷たく見つめていた。 「いや~たまには男だけで飲むってのもいいやねぇ~」 「あのヴァイスさん…」 意を決したのか、そろりと声をかけるが、ヴァイスは何処吹く風といった感じだ。 「おう、シン遠慮せずぐいぐい行けよ。奢りだ」 「いや、だからヴァイスさん……」 尚も言い募ろうというシンを他所に、ヴァイスはおつまみを物色しつつ早くも二杯目を空ける。 「お、何だよチータラが無いじゃんよ~カマンベールチーズしか無いって」 「オッサン!!」 おつまみのチョイスに文句を言い始めたヴァイスにシンがキレた。 「オッサンじゃな~い!!何だよシン。飲め飲め!!」 「飲めじゃねぇよ……俺未成年だっつーの」 「細かい奴だな~」 「細かくない!!百歩譲って俺は良いとしてもエリオまで呼ぶとはどういう了見だよ」 視線をヴァイスが移してみれば、手元のグラスを困ったように見つめる赤毛の少年の姿がある。 「ビールは苦手か?ワインにするか?」 「だからそういう問題じゃねぇ!!」 「何だよ……」 「飲み会をするのは勝手だけどさ、何で俺とエリオが入ってるんだよ」 飲み会のメンバーを見ればシンの疑問も最もであった。 エリオとシン、そして普段は中々接する機会の無い無限書庫の司書、ユーノの姿があった。 ユーノはただただ苦笑してグラスをちびりちびりと舐めるようにしている。 「飲むんなら普通に同僚とかで良いだろ?」 憮然としたシンに対して、ヴァイスはチッチッチと人差し指を振る。 その指をへし折ってやろうかこの野郎、そうシンが静かなる殺気を高めると、三杯目を空けたヴァイスがにやりといやらしい笑みを浮かべる。 そしてエリオをビシリと指差す。 指されたエリオはキョトンとしている。 「素直系ショタっ子!」 「は?」 何を言っているのかわからないという顔のシンを他所に、ヴァイスは次いでユーノを指差す。 「中性的美形!!」 「は?」 そして、最後にシンを指差す。 「ツンデレ美少年!!!」 「は?」 ヴァイスは立ち上がると、酒瓶を手に堂々とした様子で叫ぶ。 「どうせ飲むなら、お兄さん綺麗どころと飲みたい!!」 「死ね!!」 間髪いれずに叫ぶシン。 叫ばれたのはある意味とても真理であった。 しかし、悲しいかな、シンには理解出来なかった。 「見ろ!!この隙の無いメンツ!!合コンしたってここまでのクォリティーは期待出来まい」 「アンタの頭の中は隙だらけだな……」 ヴァイスの手には名酒『美少年』。 その酒瓶で頭をかち割ってやろうかとシンは思った。 きっとからんと良い音を立てるであろう。 ユーノは苦笑しつつワインを口にしている。 同じ男かと、シンは自分を棚に挙げながら内心呟く。 エリオは観念したようにぺろぺろと子犬の如く酒に手を出す。 頭痛を覚えながらヴァイスをもう一度見つめると、兄貴は元気にサムズアップ。 「何ご満悦って顔してるんですか……」 「バッカ、オメェ汗臭い野郎共と飲まず、かといって後腐れのある女でもなく、それでいて目の保養になってるんだ。もうサムズアップしかねぇだろ」 「散々人を合コンに誘ってるのって誰でしたっけ…?」 「色々後が面倒なんだよ!!具体的に言えばブッキングしてだなぁ…」 「もう良いです」 「事の最中に『来ちゃった♪』なんつーてもう…」 「もう良いっつてんだろうがよ!!」 「『来ちゃった♪』ならまだ良いけどよ、『来ないの♪』とか言われた日にゃあ、お前…」 「最低だ……性病移されて真実の愛とかお寒い事を言いながら肉欲に溺れつつ不治の病とかそれ何てケータイ小説?みたいな感じで死んでしまえ」 「ワンブレスで言い切った!!ツンデレだなぁ少年~~で、シンちゃんはいつ頃お兄さんにデレてくれるのかにゃ?」 「未来永劫ありません……つかデレって何ですか!」 「まぁまぁ、シン君」 シャム猫の如くツンケンしているシンと、それを楽しそうに受け止めるヴァイスの二人に待ったを掛けたのは第三者のように傍観していたユーノであった。 「ユーノ先生……」 「折角男だけでこうして騒ぐ機会をヴァイスが設けてくれたんだから、お言葉に甘えようよ」 「先生まで……」 「さっすがユーノ。わかってる♪伊達にスキンケアは怠ってないなぁ」 「オッサンは黙ってろ!!」 「酷い!!シンちゃん酷い!!パパそんな子に育てた覚えは無いぞ!!」 「既に出来てるのかよ!!酔っ払い!!!」 苦笑するユーノの前で、シンとヴァイスのじゃれ合いが再開された。 ◇ 「う~~……もう無理ですぅ~」 シンはゆっくりとした動きで赤い髪を撫でる。 チクチクとした手触りが自分の髪質とは異なり、それが面白くて撫でる手を休めない。 シンに撫でられているのは早々に酔いつぶれたエリオ。 顔を赤くし、自身の膝枕で潰れてしまっているエリオを眺めながら、シンは疲れた視線を向こう側で転がっているモノに向けた。 「ごぁぁ~~んごぉ~~」 空いた酒瓶を抱えながら、高鼾をかいて眠っているヴァイスを見ると、シンは深々と溜息を吐く。 ユーノはそれを見てクスクスと笑う。 憮然としたシンの視線を受けても、尚、楽しげにユーノは微笑む。 「ヴァイスさん……飲むだけ飲んで潰れちゃったよ……ったく……」 「はははは……でも少しは気が晴れたんじゃない?」 「え?」 思いも寄らぬ言葉に、シンはギョッとさせる。 ユーノは微笑みを絶やさずに、何杯目かになるワインを空ける。 その目元は微かに赤い。 「何か物思いに君は耽る事が多いみたいだね。今も」 「そんな事……」 「シン君。ここにはなのはもフェイトも、誰もいないよ?」 不意に向けられた真っ直ぐな視線に、シンは言葉に一瞬詰まる。 幾ばくかの逡巡の後、観念したようにシンは視線を膝の上のエリオに向けながらぽつりと零す。 「正直……こうやって楽しく騒いでると……不安になる事があるんです……」 「不安?」 「俺はここにいても良いんでしょうか?」 その声に、縋るような色が押し止められている事に、ユーノはシンという少年の強さを感じた。 けれども、見え隠れする程に弱っている、それもまた事実だと思いながら、シンの言葉の続きを待つ。 「俺は他所の世界から来た異邦人で………そんな俺がここに居続けて、皆と仲良くなって……」 「場違いだって……思うのかい?」 こくりとシンは頷く。 紅の瞳が寂しげに揺らめく。 喉を潤すように、ユーノは残り僅かなワインを流し込む。 「君は……昔のフェイトみたいな目をしてるね」 「……隊長ですか……?」 「うん。ここに居ても本当にいいのか、常に自問自答しているみたいな……そういう目をするね」 「でも……俺は隊長と違います……」 「さっき言ってた異邦人っていう話かい?」 「…………俺は他所の世界から来た……ホントの余所者だ……それが皆と深く関わっても……」 「なのははね」 「え?」 「なのはは魔法なんて関わりの無い子だったんだ……僕がミッドチルダからやって来るまでは。 僕もなのはにとっては異邦人だよ。フェイトにとっては自分の世界を壊してくれたなのはは異邦人以外の何者でもない。 みんなそれぞれがそれぞれにとっては異邦人なんだ」 「それは……それは屁理屈ですよ……」 「いいんじゃないかな、屁理屈で」 「いいって……そんな……」 「誰も幸せにしないような理屈なんていらないと思うよ。少なくとも、君は幸せじゃないみたいだ」 「幸せ……わかりません……」 「じゃあ、聞くけど、なのは達……スバルやティアナが悲しい顔をしているのを見てシン君は幸せなのかな?」 その言葉に弾かれたようにシンは顔を上げると、勢い良く首を振る。 正直なその反応に、ユーノは笑みを浮かべる。 真っ直ぐな紅の瞳は一見苛烈なようで、その実優しい。 それが伝わってきただけで、ユーノはシンを好ましいと思った。 「じゃあ、やっぱり誰も幸せにしてくれない理屈だ。僕が見た限り、君が落ち込んでて幸せになるような人は六課にはいない」 「そう……なんでしょうか…?」 「そんなんです」 きっぱりと言い放たれた言葉に、シンは呆気に取られる。 ユーノはワインを空いたグラスに注ぐと、一口、ゆっくりと含む。 「じゃあ、屁理屈でも皆が幸せになれる方が良いよ。皆が皆異邦人なんだ。君だけじゃない。君は一人じゃない。それに………」 「う~ん……むにゃ……シンさん…ハメ技は酷いですよ~~」 シンの膝に頭を乗せたエリオが寝言を呟く。 エリオの寝言は、シンとユーノの間に生まれた沈黙にするりと入り込んだ。 ぷっ、とユーノが噴き出す。 戯れに、赤いエリオの髪を撫でると、ユーノはエリオに向けていた視線をシンに移す。 「少なくとも、この場に居る三人は君に居て欲しいって思ってるよ」 その言葉に、シンはただただ無言でゆるりと膝の上のエリオの横顔に視線を移した。 穏やかなその寝顔に、自然と笑みが零れる。 「ありがとう……ございます……」 ◇ ユーノは毛布を持ってくると、兄弟犬のように身を寄せ合って眠っているシンとエリオに優しくかけてやる。 その穏やかな寝顔に、つられて笑みが零れる。 「もう狸寝入りは良いよ、ヴァイス」 そうっと、シン達を起してしまわぬように囁かれた声に反応して、むくりと起き上がる人影。 ヴァイスは、苦笑を零すと、プルタブを開けていない缶ビールを手繰り寄せると、勢い良く流し込む。 「バレバレか?」 「大丈夫、シンは気付いてないよ」 二人が穏やかに寝入ってしまっているのを確認すると、ヴァイスはユーノの隣りに腰掛ける。 ヴァイスは黙ってユーノのグラスにビールを注ぐ。 「やっぱりユーノ先生に任せて良かったぜ」 「普段からおちょくるのを止めればいいのに……そうすればこんな役人任せにしなくても良かったんじゃないの?」 ヴァイスは首を振ると、普段は中々触れないシンの猫の毛のような髪を撫でる。 その感触が気持ち良く、何度も撫でるヴァイスの瞳は穏やかで柔らかい。 其処には、バカなことを言ってシンに冷たい目で見られていた姿は無い。 「いんや、やっぱりユーノが適任だったぜ」 「面倒見が良いんだね」 「そんな事は無いけどよ、まぁただこのツンデレボーヤが随分と思いつめてたみたいだからな」 「僕にはアレだけ六課の子達に好かれていて自分がここに居ていいのか不安に思えるこの子が少し不思議だけどね」 「コイツはまぁ、ガキのクセに随分と無くしちまったモノがあるみたいだからな。誰かがハッキリ居ても良いって言ってやらなきゃ信じられないんだろ……」 「………そっか……それは好きとは少し違うから……そうなのかもね………」 シンの鴉の濡れ羽色の髪を指先に絡めながらヴァイスはビールをあおる。 「しかしまぁ………ティアナ達もまだまだだねぇ」 「何がさ?」 「惚れた男の不安一つ摘み取ってやれねぇようじゃあ、まだまだ女の経験値足らねぇな」 「ふふふふ、仕方ないよ。彼女達も彼女達で大変なんだよ」 「ま、まだまだお嬢ちゃん達には可愛い弟達はやれないな」 「そうだね」 二人は顔を見合わせると小さく笑う。 シンは普段の険が取れた穏やかな子供のような寝顔をしていた。 ツンつん×デレでれ 13話へ進む 一覧へ
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この世でもっとも生物を殺したのはなんだろうか。 それは刃か? それは火か? それとも銃弾か? いや、毒である。 肉体を蝕み、血肉を腐らせ、悶え苦しんだ後に残酷に息を止める。 無念にも毒で死んだ者。 諦めの果てに服毒した者。 勝てぬ化け物に挑み、毒を持って打ち勝った者。 毒とは総称だ。 それは体を蝕むもの。 それは心を蝕むもの。 痛みを、苦しみを、誰かが望むがままに与える痛みの塊である。 ――煙草の焼け焦げを残した紙片より 【AnrimitedEndLine】 外伝 『Biscuit・Shooter/2』 その日、別れを告げた ……ニコチンは毒だ。 煙草に付随するタールもまた毒だ。 体を蝕み、肺を黒く汚して、毛細血管を収縮し、舌を麻痺させ、体力を削る。 どう足掻いても吸うことに意味はない。 けれど、手を伸ばすのは……もはや中毒なのだからだろうか。 「プハ~……」 武装隊の詰め所にある喫煙所。 そこでヴァイスはいつものように煙草に火をつけて、紫煙を吸い込んでいた。 喫煙所には他には誰も居ない。 元々肉体勝負の武装隊には禁煙を心がけている奴も多いし、それ以前に今は武装隊の一チームが出動したばっかりだ。 ヴァイスは、その出動する人員には……含まれていない。 「今日でここもおさらばか」 煙を吐き出して、紫煙を揺らめかした煙草の先端を見つめながら、ヴァイスは天井を見上げた。 普段にはないだらけた姿勢で、スプリングの壊れたまま修理申請の通らないソファーに背を預ける。 ギシギシと軋んで休めない固いソファー。 これも今日でおさらばだ。 「そう考えるとなんだか名残惜しく……はならねえな」 座り心地最悪のクッションに思い出なんて求めちゃいない。 この一本を吸い終わったら、行くか。 そう考えて煙草の先端を見る見る灰に変えていった時だった。 「誰かいるのか?」 「あ?」 ガチャリと煙から隔離するための扉を開けて、見覚えのある赤いポニーテイルが見えた。 「ヴァイス、か?」 「シグナムの……姐さん?」 そこに居たのは同じ航空武装隊の同僚であり、先輩とも呼べるシグナムだった。 窓を開け、換気扇を回す。 そうすることで部屋一杯に立ち込めていた紫煙の煙が薄れていく。 大して高級でもない安い煙草はただ煙臭い香りと苦々しい味しか齎さない。 そんな中に煙草を吸わない非喫煙家のシグナムには厳しいだろうという配慮だった。 「すまないな」 ヴァイスが座っていたソファー。 その対面に当たるやはりスプリングが利いていないソファーにシグナムは腰掛けていた。 「いや、大したことでもないすから……ところで姐さんはなんでこんなところに?」 喫煙家どころかあまり煙草の煙自体を好んでいないはずのシグナムが、喫煙所にやってきた理由をヴァイスは尋ねた。 「そうだな……率直に言えば、お前に会いに来た」 「へ?」 「武装隊から部署換えするのだろう? なんでもヘリパイロットを目指すらしいな」 「参ったな……知ってたんすか?」 ガリガリと頭を書き上げて、煙草の端を噛みながら苦笑するヴァイス。 それを見ながら、シグナムは内心不安を感じていた。 (例の誤射事件から顔を合わせていなかったが……随分とやつれているな) 同じ航空武装隊とはいえ、別の班の所属だ。 大掛かりな任務でもなければ任務で顔を合わせることも無い。 最後に顔を合わせたのは数ヶ月も前の話だ。 (ティーダが亡くなった時もそうだったが……さらに悪化しているな) たった数ヶ月前の記憶と現在を見比べてみると、愕然とする。 過酷な任務で疲労の色はあったものの軽口を叩きながら笑っていたヴァイスの面影は殆ど残っていない。 確かに口調や態度は記憶のままだが、どこかで違和感を覚える。 無理して取りつくろっている。 そんな気がするのだ。 笑いたくもないのに笑っていて、苦しいのに苦しくない振りをする。 「ところでヴァイス。体調の方は……どうだ?」 「は? 姐さん、なにを藪から棒に」 「いや、な。又聞き程度だが、お前の調子が悪いと聞いてな。違う部署に行くのだ、調子を崩していたら最初から躓いてしまうだろう?」 「うー、いや確かにちょっと調子は悪いすけど。大したものじゃないっすよ」 調子が悪い。 そんなレベルではなかった。 少なくともシグナムが知っている限りでは、そんなレベルではない。 初めに聞いたのは銃がマトモに握れなくなったという話。 射撃場でガタガタと震える腕を押さえつけて、デバイスの引き金を引いていたという噂。 任務が終わるたびに嘔吐し、誰とも口を利かないまま姿を晦ますという。 昔はまったく手を出していなかったはずなのに飲酒に手を付け、決して吸おうとしなかった煙草をシグナムの前で吸っている。 おそらく煙草や酒は不安感やイラつきを抑えるためにやっているのだろう。 明らかなPTSD(心的外傷後ストレス障害)の傾向だった。 明らかな重病人であり、本来ならば心身共に酷使する武装隊になど続けられるはずのない状態だった。 なのに、ヴァイスはそれでも武装隊をやめようとしなかった。 昔のままに……否、以前よりも鬼気染みた雰囲気と態度で戦歴を挙げ続けた。 壊れたように、狂ったように働き続けていた。 いつか死ぬんじゃないか? とまで囁かれていた。 そんな彼が唐突に転属願いを出した。 それも荒事とはさほど関係のない運搬部への転属願い。 良い傾向だと思った。 確か昔ヘリが好きだと聞いていたから、本当に好きなものに熱中することが出来るのならば多少は傷を癒せるかもしれない。 そう考えていた。 「そうか……それならいい」 「えっと、それだけすか?」 「ああ。ちょっと心配になっていてな」 シグナムは何気なく成長した同僚であり、後輩のヴァイスを見つめた。 二年だ。 新米として武装隊に入ってきた十代の少年は二年の月日でここまで成長し、そして変わり果てた。 (私は未だに成長も衰えもしないのにな……) 闇の書――否、蒼天の書の防衛プログラムとして生み出された仮初の命。 記憶はある。 心もある。 命もある。 けれども、それは不変だった。 おそらくは十年経っても、二十年経っても、主が年老いても自分は同じままなのだろう。 そして、目の前の後輩であり同僚だった若者はこれからも成長し、変わっていくのだろう。 (少々羨ましくもあるがな) 「姐さん? ……なんか用があるんすか?」 そんなことを考えていたら、ヴァイスがこちらに目線を合わせていた。 どうやら無意識に見つめていたらしい。 「いや、少し考えごとをしていただけだ」 「そうすか……」 そうヴァイスは呟くと、ゴソゴソと胸ポケットから取り出した煙草を咥えようとして――不意にシグナムに眼を向けた。 (吸ってもいい? ということか) シグナムは苦笑しながら、手を振って構わないという態度を取ろうとした時だった。 『臨時ニュースです』 「ん?」 『市民街で起きた違法魔導生物の脱走事件ですが、武装隊の迅速な対応で無事確保されました。しかし、その際に市民に数名の軽症者が出ており、地上本部の治安体制に抗議の意見が殺到しており――』 ブツン。 喫煙室に取り付けられていたディスプレイが、ヴァイスの握った端末によって電源を落とした。 「……どこもかしこも文句しか出ないすね」 「ああ。ただでさえ地上本部は忙殺されるほど動いているというのにな」 度重なる治安問題。 未だにはこびる違法魔導師や管理局への反テロ運動。 異常とも言える管理外世界への勢力拡大に、性急な動きによって海はより広まる活動範囲に人手と人材が足らず、それによって引き抜かれた地上本部はより深刻な人材不足と戦力不足に悩む。 急激な運動に管理局という組織自体が軋みを上げて、その動きに耐え切れずに組織のパーツ……すなわち人材が磨耗して擦り切れていく。 「上層部は何を考えているんすかね……」 「さあな。少なくとも私達程度では口の出せない領域だということには変わりあるまい」 如何にSランク魔導師といえども、所詮組織の端末だ。 重要性と戦力という意味では重宝されているかもしれないが、自分たちヴォルケンリッターは闇の書の収集行為という 度重なる重罪を犯し、本来ならば何の関係もない主ともども管理局に組している。 時折、組織の方針に疑問を抱くこともある。 ヴィータは特に気づいていないだろうが、シャマル或いは少なくともザフィーラも同じ心境だろう。 ――“完全無欠の正義”など存在しないことに。 けれども、この管理局は主が夢見る願いを叶えるための組織であり、数多くの恩人が所属している組織だ。 鎖に繋がれた囚人も同然とはいえ、自らが幸せを望む主と友人たちのために剣を振るい続けることは間違っていない。 決して間違っていない。 少なくとも私はそう信じている。 「……口は出せない、か。いつまで続くんだろうな、こんな事件が」 「ヴァイス?」 私が思案にふけていると煙草を噛み潰し、ディスプレイを見上げたヴァイスが居た。 「え? あ、いや、ちょっと……イラついただけっす。すいません」 「腹立たしいのは分かる。しかし、ここでお前が怒る理由にはなるまい?」 「あー、そう……すね」 噛み潰した煙草の根元を指で掴み、ヴァイスはライターを取り出す。 カチンカチンと鳴らして、火を出そうとするのだが、オイルが切れたらしく火が出ない。 「っ、くそ」 「ちょっと貸してみろ」 私は立ち上がり、ヴァイスの口元に手を運んだ。 「姐さん?」 眼を丸くするヴァイスの前で、軽く魔力を放出し、変換資質で火へと変質させる。 パチンと指を鳴らすように、指の間から躍り出た火が煙草の先端を焦がした。 「おー。シグナムの姐さんがいると、ライター要らずっすね」 「そういわれると、途端に安上がりな気分になるな」 シグナムは軽く苦笑し、ヴァイスもまた笑みの形を取り繕いながら紫煙を吸い込む。 そして、ゆっくりとシグナムには掛からない位置に煙を吐き出して、喫煙所に備え付けられた灰皿で折れ曲がった煙草の先端を揉み消した。 「それじゃあ、俺はそろそろ行きますわ」 「ああ」 よっこいしょっという声と共に、ソファーにおいておいたのだろう肩下げバックを腕にかけ、ヴァイスは喫煙所の扉を開けた。 「じゃあ、シグナムの姐さん。またなんかの機会があったら会いましょう」 「ああ。楽しみにしている。いずれはまた模擬戦でもするか」 「そいつは勘弁を。勝てないですって」 苦笑しながら、ヴァイスは最後に手を振って、喫煙所の扉を閉めた。 そう告げて、ヴァイスは武装隊の宿舎から姿を消した。 シグナムはそれを見届けた。 彼は知っている。 近き日か、遠きいつかの日に起こりえるであろう事態を。 彼女は知らない。 近き日か、遠きいつかの日に起こる出来事を。 かつての同僚にして、先輩。 かつての同僚にして、後輩。 同じ部隊に所属するであろう烈火の騎士と落ちぶれたエーススナイパー。 二人の信念をかけた激突を。 「シグナムの姐さん。悪いが、ここで墜ちてくれ」 「ヴァイス! お前はぁあああああああ!!!」 万物一切の敵を断つ烈火の騎士。 万物一切の障害を撃破するビスケット・シューター。 剣と銃。 真っ向から打ち破る騎士と死角から仕留める狙撃手。 相反する存在の対立。 彼と彼女の激突は、遠き六年後に演じられることになる。 そう、それは燃え上がる噴煙と爆炎の戦場で。 戻る 目次へ 次へ
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脚本:高山カツヒコ/絵コンテ:あおきえい/演出:あおきえい/作画監督:堀内修
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autolink GC/S16-T15 GC/S16-075 カード名:勇気の試練 カテゴリ:クライマックス 色:赤 トリガー:扉 【永】あなたのキャラすべてに、パワーを+1000し、ソウルを+1。 (扉:このカードがトリガーした時、あなたは自分の控え室のキャラを1枚選び、手札に戻してよい) とって レアリティ:TD C illust. ・対応キャラ カード名 レベル/コスト スペック 色 優しい気持ち いのり 1/0 5500/1/0 赤
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DS2/S16-02 カード名:“悪魔使い”ヒビキ カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:500 ソウル:1 特徴:《サマナー》?・《竜》? 【永】他のあなたの《サマナー》?のキャラすべてに、パワーを+500。 【自】他のあなたのバトル中の《サマナー》?のキャラがリバースした時、あなたは自分の山札の上から1枚を、このカードの下にマーカーとして置く。 【自】マーカーがこのカードの下に置かれた時、このカードの下のマーカーが11枚以上なら、あなたはこのカードの下のマーカーすべてを、控え室に置き、自分の、手札か控え室の「ルシファー」を1枚まで選び、舞台の好きな枠にレストして置く。 みんなの悪魔、使わせてもらうよ!! レアリティ:R 13/10/04 今日のカード。 13/10/18 今日のカード。 ヴァイスにおけるデビルサバイバー2というタイトルの代名詞と言っても過言ではない、ド派手な能力をもったカード。 《サマナー》への特徴指定パンプに加えて、味方の《サマナー》がバトルで負けるたびにマーカーが増えていく効果をもつ。このマーカーが11枚までたまると一気に解放し、レベル3のルシファーを召喚することができる。この効果で登場させたルシファーにはマーカーが付いてパワーアップし、毎ターンショット効果を使うことができるので、召喚に成功すれば終盤の展開はかなり有利に進められるだろう。ちなみに、手札か控え室にルシファーが1枚も無い場合は召喚に失敗してしまうので注意。 この11という数字には原作再現の意味も込められているが、相手の構築次第では11枚溜めることが難しい場合もある。というのも、レベルは0でパワーも500しかないため、後列を対象にとれる除去効果には大抵引っかかってしまい、マーカーが溜まる前にやられてしまう可能性が高いのである。また、後列除去効果がなくても、リターンアイコンをめくられればそれだけでアウト。 対戦相手としても、ルシファー召喚を阻止する手段がデッキに入っているならば、全力で除去しにかかってくるだろう。 このカードを使うにあたり他に留意しておくべきなのは、マーカーを置く効果が強制であることと、マーカーは山札の上から置くので、何がマーカーになったかがわからないということ。デッキ圧縮を考えればCX以外のカードがどんどんマーカーとしてたまっていくのがありがたいが、もしマーカーにCXが何枚も入ってしまうと、中盤以降ろくにキャンセルせずにあっというまに敗北、なんて事態にもなり得る。 幸い、デビサバのネオスタンダード構築では山札からサーチする手段が豊富にあるため、山札に残っているCXを数えることで、マーカーにCXを噛んでしまったかどうかはある程度わかるようになっている。数えてみて、もしCXがマーカーに何枚も入ってしまったことが予想される場合は、ルシファー召喚を諦めてこのカードを圧殺することも視野に入れるべきだろう。 ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 ルシファー 3/2 10000/2/1 黄
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リンクジョーカー(無心なる刃 ハートレス軸) リンクジョーカー(無心なる刃 ハートレス軸) 主なカードキーカード サポートカード トリガー構成 サンプルレシピクリティカル型 スタンド採用型 コメント 外部リンク 主なカード +... キーカード サポートカード トリガー構成 サンプルレシピ クリティカル型 G ユニット 枚数 備考 0 星輝兵 ダストテイル・ユニコーン 1 FV 星輝兵 ヴァイス・ゾルダート 4 星輝兵 メテオライガー 4 星輝兵 ネビュラキャプター 4 星輝兵 ステラガレージ 4 1 虚ろの双刃 バイナリスター 4 黒門を開く者 2 魔爪の星輝兵 ランタン 4 障壁の星輝兵 プロメチウム 4 2 飛将の星輝兵 クリプトン 4 凶爪の星輝兵 ニオブ 3 星輝兵 メビウスブレス・ドラゴン 4 3 星輝兵 インフィニットゼロ・ドラゴン 4 無心なる刃 ハートレス 4 スタンド採用型 G ユニット 枚数 備考 0 真剣の星輝兵 セレン 1 FV 星輝兵 ヴァイス・ゾルダート 4 星輝兵 スカウンティング・フェリス 4 星輝兵 ムーンコマンダー 4 星輝兵 ステラガレージ 4 1 虚ろの双刃 バイナリスター 4 獄門の星輝兵 パラジウム 2 黒門を開く者 4 障壁の星輝兵 プロメチウム 4 2 飛将の星輝兵 クリプトン 3 特異点を射抜く者 4 ラ・モール 4 3 トワイライトバロン 4 無心なる刃 ハートレス 4 コメント デッキの編集議論に。雑談をする場合などは共有掲示板をご利用ください。 カァァァァァァァァァァァァーーーーーぺ!!!!! -- 2013-07-09 16 51 16 スタンド方のほう、ダストテイルの効果使えない -- 2013-07-18 09 32 05 ↑他にまともなFVもいませんし、単なるブースト役ということなのでは? -- 2013-07-22 08 11 57 よわっ -- 2013-08-19 20 23 52 コメント すべてのコメントを見る 外部リンク カードファイト!! ヴァンガード Wiki カードファイト!! ヴァンガード 共有掲示板
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そうそう、そういえばこの旅ではこんなこともあった。 なんてこった、この俺サマが旅の思い出を全て語ったわけではないことを―自分自身で理解していなかったなんて!世界の損失…とまではいかないが、せっかくだから話そうか。 そう、呑気でゆったり、それでいてドタバタしてたあの旅に微塵も影響を及ぼさなかったおもしろい出来事たちを、いま此処で。 外伝1章 俺サマと愉快な仲間たちと手下 優れた魔導師も、そうじゃなくても、たいていの魔法使いは使い魔を従えている。ていうか、最近は魔法が使えない人間もペット感覚で飼い始めているとか何とか… たいていは主人に忠実で、あまり複雑な感情を持たない。まぁせいぜい喜怒哀楽程度のものらしい。 その点から言って、プリアラは力も強いし、感情も複雑。さらには主人から逃げ出したっていうところが並外れてるっていうかなんというか…。あいつはとんでもない奴だってことがわかってもらえればそれでいい。おっと、こんなこと思ったらぶっ殺されかねないんだけれどね。 今俺たちは荒野を歩いている。木が生えていなくて日陰になる場所もないから太陽の光がビシビシ当たって熱い。吹き抜ける風は熱波のごとく。さらに厳しいのは全く町が見える気配がないっていう現実だ。 「…俺疲れたよ……」 「しっかりしなさいよ!ほら、レオンを見て!鎧なんて着てるから―」 「アハハハハ熱い熱い熱いむしろ痛いーーーーーーー」 「…俺、もうちょっと頑張ってみるよ…」 可愛そうに、人間が一人だけびっくり人間のなかに入り込むとこういう目にあうらしい。…そう、俺もプリアラもほとんどバケモノみたいなものだ。普段は呪うべき称号ではあるが、こういうときには役に立つ。竜の姿をとっていなくても、やっぱり普通の人間よりは格段にタフだし。 「…ん?」 空間が黒くねじれた。やだなぁ、これは魔物が生まれるときのサイン。このかったるいときに魔物と戦わなければならないのは、気が進まない。他の2人も同じらしく、その場からさっさと離れようとしていた。俺もそれに従う。…が 「グオォォォォォオオオオオ!」 「えぇぇぇぇえ?!ちょ、早くない?!生まれるのはやい!このこ安産だ!すんげぇ安産だったアァァァァァ!」 「ふざけてる余裕があるなら戦う準備しなさいよっ!」 「み、見たことのないモンスターですねっ…強そうだ…」 姿はただのデビルに似ているが、ゴブリンのようなうめき声。そして、ゴーレムのような巨大さだ。まったく、こんなのがホイホイ生まれてたまるかよ。仕方なしに俺はゴブリンに向かっていった。まぁ生まれたばかりの魔物なんだ。一発魔力のこもった蹴りでも食らわせれば、簡単に倒れるに違いない。 「おーらよっと…って、へ?」 「てへっ?」 「復唱しないの、レオン!ヴァイス、どうしたのよ?!」 プリアラが魔法弾を当てながら叫んだ。俺の背中を冷や汗が伝う。何度力を入れても無駄だ、この状態を打破できない。むしろ悪化しているのか? 「…足、取れない…ていうか、手も取れないイィィィィ!」 「うぇえ?!じゃあ、僕も攻撃できませんよ!剣が駄目になっちゃいますよ!」 「レオン!お前いつからそんな子になったのっ!俺とお前の剣どっちが大切なのか胸に手を当てて考えろォォォォ!」 「…私がやるしかなさそうねっ……」 プリアラは強力な呪文を唱え始めた。ちょっとまて、そんな呪文つかったら、俺にも当たる!俺にもあたる!どうするんだよ、お前ら仲間をいたわる気持ちはねぇのかアァァァァァ! そのときだった。モンスターの頭に矢が数本ささり、あっさりとモンスターは消えた。矢には弱い魔法がかけられているようだ。 もしかして、もしかしなくても。こんな魔法をつかうのは… …まずい。逃げないと。 「おいお前らッ!逃げるぞ!」 「へ?!ヴァイス?!」 「どうしたんですかっ?!」 「ええい、ごちゃごちゃ言わないでついてこーいっ!」 相手はすばやい、逃げ切れるか?否、逃げ泣ければ!でないと、俺が俺が俺がッ! 「みぃーーーーーーーつけたッ!」 悲しい目にあうからだ。 案の定、上から降ってきた物体に俺はどつかれ、地面に平伏した。その様子を見ている二人の目線はまぁ大体想像がつく。 「この子…誰?」 「さぁ…?」 俺の上にのっかっているのは小さい子どもだ。金髪に金色の目。修道服をまとっているが、俺とは違って白い一般的なものだ。そして、あどけない顔にのっかっているモノクルが賢そうな雰囲気をかもし出していた。背中には少し大きい弓矢を背負っている。 なにを隠そう、こいつが俺の恐れている奴なのだ。 「ヴァイス様!す、すいません!俺としたことがヴァイス様をばたんきゅーにさせるとはアァァ!!!!」 「…ベル…ク」 「ベルク?この子の名前ですか?」 「はい、といっても本名はベルセルクといいます。こちらにおられる漆黒の優しき君からいただいた名前です」 「ウガァァァァア!てめぇーーー!その甘ったるい話し方をやめねぇか!」 そう、こいつは甘ったるい。いちいち甘い。その甘さに耐えかねて俺はこいつをゼクスの所においてきたのだ。なのに…なぜ?! 「いやぁ、俺をだれだとおもっているんですかっ!ヴァイス様の居場所ならすぐに判明しますよ~。俺は調べる能力を授かったエレメンティアマウスなんですから!」 エレメンティアマウスとは使い魔の一種だ。広く世間で知れ渡っているもの凄く弱い…スライムのような存在だ。そのベルクに俺が名前を与えたわけだから、当然こいつは俺の使い魔ってことになる。プリアラが訝しげな表情で俺を見た。 「あなたも使い魔を従えていたのね…幻滅」 「ちょっとまてよ、お前のトコのマスターと一緒にするな」 「そうですよ!そこの女ァァ!ヴァイス様に謝れよ!ていうか、ヴァイス様にヘンな気起こしてないだろうなー!そこのヘタレもッ!ヴァイス様の耳引っ張ってみたいとか髪引っ張ってみたいとか思ったりしてないだろうなー!」 小さいくせに他人には生意気なのもこいつの特徴。あぁ、さようなら俺の威厳… 「なによ、あなた鼠らしいわね…?私ヤミネコだから本能がうずくのよねー…?」 「ヴぁ、ヴァイス様~!この女なんなんですかぁッ!」 「プリアラ。本人の言ったとおりヤミネコだ。逆らわないほうが良いぞー。ついでにこの人レオン。ただの…ツッコミ役だ」 「ハ・・・ハハ、ヴァイスが僕のことをどう思っているかよぉくわかったよ」 「なんだとぉぉぉう!おいレオンとやら!この俺をさしおいてヴァイス様につっこむとはいい度胸!お前はこれから俺とヴァイス様の敵だ!敵だ!」 「…あー、レオン、あんまり気にしないでやってくれ」 大丈夫、こいつゲロ弱ですから。敵とかいいながらまともに戦えませんから…と思った瞬間、ベルクが姿を変えた。いつもの子鼠の姿に変えるかと思いきや。俺よりも背の高くなったベルクがそこにいて。知的な表情、端正な顔つきの青年としか言いようのないベルクがたっていた。弓を片手に持っている。今度はあまり違和感がなかった。 「いや、大きくなったって、弓と剣じゃあ弓が不利だろ」 「…はッ!さ、さすがヴァイス様!気づきませんでした!」 「ねぇヴァイス。この子なんとなくイラっとくるんだけれど」 「すんませ…」 「僕もちょっとイラっときました」 「うるさいぞ人類の敵!」 「いつの間にか人類の敵にまでされた!」 「あーもう、ベルク!お前な!孤児院の面倒頼むって言っておいたろ?!帰れ帰れ!おうちに帰れ!オデンとジャンプ買って帰れーーー!」 「…そんな、ヴァイス様~!!駄目ですよ、俺がいないとヴァイス様絶対夜寂しくて泣きますよ!俺がいないとヴァイス様はため息ばっかりついて何事も力がはいらないの知っているんですよ!?」 「ただの妄想だからね!決して事実じゃないからね!このやろ、もういい!いいから俺を傷つけるなアァァァ!」 少し遠くでプリアラとレオンの生暖かい目線が俺をとらえていることを感じながら俺は説得を続け、やっとベルクは去っていった。あいつが帰ったときにはもう、日は沈んでいたけれど。